ドン・カル
アラーニャとハンプソンの2重唱が大変すばらしかったの一言につきるでしょう。ハンプソンはとにかくデカイ。身体も顔も声もデカイ。この身体でアラーニャに「2人が愛し合ってる(男同士の友情ですよ)」なんて歌いながら抱きついていると、こっちもドギマギしてしまいます。アラーニャの声はパバロッティとドミンゴを足して割ったようなすばらしい美声で、高音での音階のコントロールもみごとです。 次に印象に残るのが、エボリ公女。外見はやせぎすな感じなのですが、 嫉妬する乙女→悪人→反省した善人 という感情の切り替えがとても良かった。一番山場のアリアは「マリア・カラスの真似か・・」とも思えましたが、とても迫力があって良かったし、観客にもうけていました。 マッティラのエリァ?ベッタ王妃は、歌は良い線行っているんですが、外見がどうにもいけてません。王女として登場したときも、うら若き王妃として登場したときも、同じ低い位置にアップした髪型で老けて見えましたし、衣装もなんだかなーという感じでした。 舞台・装置はかなり「お寒い」ものでした。木材をただ組んだだけの舞台で、ここが「王妃の庭」って言われても難しいですよね。 コーラスの衣装も他の演目のものを寄せ集めてるんじゃないかと疑いたくなるほど統一性が無かったです。 アラーニャとハンプソンの出演料で予算が厳しかったと思いますが、それなりに工夫が欲しかったですね。
表情の映える舞台
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泰西名画の雰囲気はない
映像的に魅力的ではない。特に衣装、髪型などが、大帝国の貴族に見えない。動作、所作も、同様で、特にエリザベッタはフランスの王女であり、スペインの王妃という人物には、とても見えないし、ロドリゴも大貴族らしくない。舞台装置も簡素すぎるというか、まるでフランス革命の人民裁判所みたいな印象のシーンも。これは王侯貴族の物語なのだから、やはりそのような雰囲気の演出で見たい。視覚的には、残念だった。
美声の王子カルロス
同じライブのCDは文句なく素晴らしい。 しかし映像で見ると、いくつか気になる演出がある。 アラーニャのカルロスは美声で、雰囲気も王子にピッタリだけれど、 マッティラの演じるエリザベッタ、見たところは上品だが、身のこなし、 振る舞いがどうみても、高貴な方には見えず下町娘に見えるのは私だけで しょうか? 特に1幕目と2幕目のカルロスとのからみの場面で見ていて気になる。 フィリポ、ロドリーゴ、エボリは、適役で言うことなし。
ヴェルディ 歌劇「ドン・カルロス」
アラーニャの輝く美声が響き渡る名演!CDではゲオルグ・ショルティ指揮の名盤がある。重厚な趣を持つショルティ盤とは異なり、フランス語で上演されている事もあって、軽快な「ドン・カルロ」が簡潔な舞台装置に実によく合っている。往年のデル・モナコを髣髴とさせるアラーニャの透き通ったテノールをぜひ聞いてみてください。 CDのショルティ盤と聞き比べてみると、フランス語の持つ独特な響きが心地よく、悲劇であることを忘れさせられそうになります。音楽だけでは表現しきれない微妙な心理が丁寧に描かれているオペラは映像が伴わないと感動が半減してしまいます。登場人物同士の細やかな心理描写をヴェルディは巧みに音楽に表していますが、芸達者な出演者の表現を見ているとやはり、オペラは総合芸術だなと感心させられます。
ワーナーミュージック・ジャパン
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